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さようなら [現代詩]

さよならのかぜ.jpg
さようなら

さようならよさようなら
すきとおった風がいった

さーっと心をすり抜けて
ふりかえるともういない

さようならよさようなら

さみしいままの抜け殻は
涙が渇いたあとの風

心の空洞を響かせ
共鳴する孤独に

新しいさようならを
埋めてゆく








さよなら夕日.jpg※ご無沙汰です。詩は書いているのですが、清書が遅くて…。                    来年は、古いさよならにさよならして、がんばります。                   いつも読んで下さるやさしい方々、ありがとう。
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満ちてゆく [現代詩]

ぼんやりした月.jpg
満ちてゆく

ぼんやりとした月と
桃色に染まる夕雲

同じ空に浮かんだものだから
いっぺんに出現した驚きで
月と桃色を飲み込んだように
心がまるく満ちてゆく

自然のさなか
ふわり浮かんで








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トリネコの木 [現代詩]

あお.jpg
トリネコの木

トリネコの木が
若々しく背高く育っているのを
青空といっしょに見ている

小さいはっぱがゆれ
庭一面かわいい幸福が蒔かれた

包んでいた悲しみの
結び目を解き
漂う草木の香りに放つと

トリネコと青空が
ふいに
ゆらんとほおをゆらした










北欧パン.jpg





※会社の近くで出合った北欧風のパン屋さん。ことりパン、きのこパン、月見船。                ※最近観た映画:BFG かわいいファンタジー。猫とコーギーが可愛い!                            ※最近読んだ本:世界地図の下書き 朝井リョウ 集英社文庫 やさしいね。                                   ・福も来た 群ようこ ハルキ文庫 ほんわりしているので、救われました。 
タグ:BFG
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めぐる自然 [現代詩]

ひまわり畑.jpg
めぐる自然

私の中で
嫌が取り巻いていた

取り除くには
緑の葉っぱ
空の青み
七明かりの虹

木立の小径
動物の無邪気
ほのかな星ランプ
毒は沈めた赤い茸
色鮮やかな心

好きなものを浮かべると
自然の色が
夢のようにめぐって
紛れもない支えとなり
嫌の固まり
濁った水たまりは

流れて消えて見えなくなった





※いつの間にか吉野へ辿り着くと、絶滅危惧種?のハグロトンボが!                                           ・三輪そうめんと子持ち鮎も美味しかった。                                                        ※志摩マリンランドの巨大マンボウ。とぼけたお顔がいいね。


マンボウ.jpgハグロトンボ.jpg
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鳥のさえずり [現代詩]

飛ぶ鳥の羽根.jpg
鳥のさえずり

手帖を開くと
鳥がいた

鳥は歌い
私はほほえむ

胸をふるわせ
くちばしさえずる

君を見つめ
自然に歌がこぼれ出す

手帖に挟んでいたのは
今にも飛んでゆきそうな

鳥の羽根
だけだったとしても






アクアリウム.jpgひまわり太陽.jpg







※アートアクアリウム展に行って来ました。あんなにいっぺんに金魚を見たのははじめて!切ない綺麗さ。 ※旅先で、振り向いたらわっと太陽のひまわりがいっぱい。ものすごく暑かったけれど、一瞬吹き飛びました。
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初夏 [現代詩]

けやきの木陰.jpg
初夏

葉桜木の上に晴天
春の向こうに夏の風

吹きっさらしの昨日は
記憶の手帖に挿んで
水色のことばにして

雲のスカーフを
ふわりとまいて

初夏を歩く








※けやきの木の下で、おにぎりをほおばると、初夏の風がさやさやささやいて美味しさが広がりました。                                                                     ※最近読んだ本:精霊の守り人 上橋菜穂子 新潮文庫 ・エーミールと三人のふたご ケストナー 岩波少年文庫                                                          ※最近観た試写会 ・世界から猫が消えたなら ・猫が主役の映画。時計店や部屋の雰囲気が素敵でした。悪魔の特殊メイク、一瞬気付きました。
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こぼれたうそ [現代詩]

五桂池 桜.jpg
こぼれたうそ

ポケットのほころびから
うそがこぼれた

ぼくのうそは
三角チーズの形に似ていたから
きっとネズにかじられ
まるくなって帰ってくる

うまいうそがつけたなら
作家にだってなれるかな
紙の上ならきっと
神様だって許してくれる
心が揺れるうそを
お話に変えてばらまく
楽しくてはじける
びっくり箱みたいに

天国にうそは連れて行けないから
穴のあいた胸のポケットを
お話で繕い針をペン先に
夢物語を神様の寝床で
いつか聞かせてあげたい

うそのなかには
真実がくるまれてるから





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火種 [現代詩]

花もえ.jpg
火種

古本屋で三冊買い
くるくる読み散らして
楽しくなった
自分もくるくるまわる

古書!と怒るだろう
女史作家たちだけれど

それが火種になり
棚に並ぶ三人の書を
見つけると
指先からむくむく
気になり出す

かっかと燃える
火種女史たちから
読書の火を受け継ぐ




※最近読んだ本:死ぬ気まんまん 佐野洋子 光文社 ・わたくし率イン歯ーまたは世界 川上未映子 講談社                                                                      ※朝ドラ あさが来た に、とうとうヴォーリスさんが出てきた!いつかヴォーリスさん主役のドラマやって欲しいな。玉岡かおるさんの作品をもとに。
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本を読む [現代詩]

ひよとすず.jpg
本を読む

本を読むと
言葉があふれ出て
仕方がなかった
軽やかな微風
ほほえむ陽光
さりげなく幸福な
夢のかたち

日々に
うつむくひとびとが
ほほをゆるます
読書日和が
世界中に溢れますよう

宙に浮かぶ感覚を
栞のように書に挟み
知らない間に渡したい







※春分の日に、お花見!桜もチューリップもスモモも杏もいっぱい咲いて!そこに鳥おじさんがいて、すずめを手に乗せる方法を教えてもらったり、黒チワワをだっこしたり、思いがけない春を満喫。
初桜.jpg初チューリップ.jpg
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古い手帳 [現代詩]

古文書.jpg
古い手帳

もう一つの手帳を
持ち歩いていれば
あの時
何かが変わっていたろうか
たとえば
古い手帳に書き付けていた
あの言葉を思い出し
行動していた
なんて
あとの祭り
今はただ真っ直ぐに
新しい未来を見つめるだけ
時々立ち止まり目をつむり
また開けて歩き出す

古い手帳は古いまま
新しい手帳もやがて古くなる
繰り返し繰り返されて
日々の手帳を新しくする

振り返って言葉に綴り
いつか
手帳の記憶を
笑いに変えて








※最近読んだ本:琥珀のまたたき 小川洋子 講談社 ・手のひらの小石も、煌めく瞬きに変える言の葉。
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