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はるかぜ [現代詩]

しずく.jpg
はるかぜ

なんだか
急にふっきれて
はるかぜ
目の前が明るくなった
土から芽生えてかるくなった
はるですね
はるですよ

ことりが
ちちちと鳴き
ぴゅーんと青い空へ

はるいちばんのあと
ゆるやかにしみとおる
はるかぜ









巨大豪華客船.jpg
※最近読んだ本 :PK 伊坂幸太郎 講談社              ※先日、巨大な豪華客船を見に天保山へ。人間の創造ってすごい。
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回り道 [現代詩]

回り道

複雑な回り道をしていた
いつも真っ直ぐなつもりだったのに
坂道暗がり迷路水溜り落し穴
いろんな道に行きあたった
それでも今ここに辿り着いたのは
回り道があったからこそと

きみの笑顔が
そう告げている






回り道.jpg

※最近読んだ本:真夏の方程式 東野圭吾 文藝春秋                            ※3/19の山村美紗サスペンス。水色のワンピース姿のエキストラがちょこちょこ映っていたので、笑えました。                            ※土曜の春場所中継、観客席に夏木マリさんが座っていて、豪華。漫才師さんも。
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妖精 [浮遊詩]

大阪城梅林.jpg
妖精

透明な歌声を耳にすると
妖精がふわっと
音楽の中から生まれた感覚

無意識のうちに
妖精を見ている
開かれた扉
幼少期のしっぽを
まだ忘れずにいる

青い霧の向こう
透明のかなたに
夢見心地が浮かんでいる

音楽を通して
記憶が研ぎ澄まされてゆく






城の猫.jpg
※大阪城の梅林へ、写真を撮りにいきました。人なつっこい猫ちゃんがいて、なでなでしてきました。
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明けの明星 [現代詩]

みずうみのひかり.jpg
明けの明星

宵闇の舞台は
暗幕ばかりではない
知り沁みて
夜を恐れぬ

ほの明かりは
夜が美し
哀しみを越える
夜明けは黄金色

明けの明星
鼓動鳴る心音
朝が瞬く








※NHK大河平清盛で古典文学を知る。雅仁さまが、扇にかたつむりをのせ唄う、♪舞え舞え蝸牛 や主題歌の♪遊びをせんとや生まれけむ の今様と、西行の短歌を、ゆっくりと聴きたい。
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七つめの部屋 [物語詩]

古い柱時計.jpg
七つめの部屋

六つめの部屋までは何も変わらない
七つめに入った途端事件が起きた

扉を開けると一面の空と庭園
二足歩行で近づいて来る
タキシード犬にあいさつされ
「初扉?」「あ、はい」
浮遊した合言葉みたいなコトバを交わす
気づくとぼくもタキシードを着ていた
庭園でお茶会があるという
少しうれしくて尻尾を振った
え?いつのまに生えた!?
思わず庭の池に顔を映す
まだ人間だ

タキシード犬が見えなくなり
キョロついていると
「珍しいね尻尾の生えたヒトなんて」
タキシード姿の男猫だ
「初扉なんです」
「そう、じゃ紹介するよ」

猫氏はヒョウ兄弟や穴熊親子
牡鹿氏に白兎嬢、カエル画伯
様々な知人を紹介し語り合い笑い
お茶を飲み楽しくて
切なくて
これはきっと夢なんだ
と思ったとたん
パタン!
七つめの部屋の扉は閉じられた
「残念です」
遠くから微かなため息が聞こえて消えた

図書館の蔵書庫の奥にある
七つめの古い扉の前に立っていた
図書館の七不思議を探りに来ていた
動物の話声がすると噂の
七つめの部屋の扉は
押しても引いても
もう二度と開くことはなかった

扉から遠く離れ
名残惜しげに振り向くと
かたんぱたん!
七つめの部屋に
ねずみがチューチューにこにこ
入って消えた





※ストロベリーナイト、すごい!謎の扉の鍵がカチリ、少しずつ解決に向かって開かれていく。      登場人物それぞれの会話もいい。今日はじめて真剣に見ました。恐いの苦手なのに。
タグ:庭園 蔵書庫
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ひとの中の時間 [現代詩]

埴輪二体.jpg
ひとの中の時間

懐かしい匂いがすると
過去が蘇るのか
過去へ戻るのか

今にいながら回想は
確かに経験の中にある
ありふれたあの時も
何かの拍子に行き来している

束ねるほど過ごした日常は
長い時間の帯になる
時を重ねたのは夢へのかけ橋

ひとの中の時間
考える時の声
哲学の束を胸に巻き
未来に夢をかける





※最近読んでる本:負けんときーヴォーリズ満喜子の種まく日々 玉岡かおる 新潮社        ・可愛く、賢く、元気な玉岡さんが、パワフルに書く姿が浮かびます。ヴォ―リズ建築とともに、映像化されないかな。そして、エキストラで出たい!                           ※3/19月曜ゴールデン山村美紗ドラマに、お能鑑賞の観客エキストラしてます。水色ワンピーススカーフ姿。一瞬位映ってるかなぁ。
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砂浜に立つ [現代詩]

水平線と鳥.jpg
砂浜に立つ

砂浜に立つ
濃い青海 淡い緑海
道なき道
水平線の向こうへ
思いを馳せる

とりのこえ とりのこえ
ふいに塩辛い涙が襲わないよう
とりを見上げる





※心に傷を負ったひとは、強い魂を受け取って生きている。
タグ:砂浜 水平線
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黒い帽子のひと [物語詩]

黒い帽子のひと

映画館のロビーで
黒い帽子のひとがいた
とても映画好きで
魔法の呪文のように深く語る

映像や脚本や3Dの変化が
頭の中で浮かんでは消える
映画上映の前に予告編を
瞬きの間に見てきたようだ

現代の新作を見に来たという
黒い帽子のひとは
イギリス古典映画の
ポスターの奥へ
煙を巻くように
するりと消えていった




※最近読んだ本: 仙台ぐらし 伊坂幸太郎 荒蝦夷  ・ガリヴァ―の出てくるお話よかった!          ※3/2のお誕生日に貰ったケーキ!名前がうさぎちゃまといいます。今年、少年詩の学校12に書いた、詩の題があかちゃま。偶然に驚き!
うさぎちゃま.jpg
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足音を鳴らして [浮遊詩]

赤い廊下.jpg
足音を鳴らして

ファンタジー
足音を鳴らしてやって来る

部屋にも引き出しの中にも
開けて入って来る
透明な感覚
小びとの姿
浮かぶ呪文
記憶に繋がる伝説
黄金のゆりかご

異次元は
背中合わせの地図
鏡の中の鏡
時に双子のように
瞳の裏に魔法

不思議をふしぎと思わず
自然に受け入れ
苦しみを通り越し
現の密やかな救世主

ファンタジーが
足音を鳴らしてやって来る





三重二見の賓日館の雛人形は、凄い数で圧倒されました。いろんなお顔が見れて、楽しかった。季節の行事はいいものですね。
賓日館のお雛様.jpg
タグ:おひなさま
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白鳥 [浮遊詩]

鳥はにわ.jpg
白鳥

雪山の上に
白鳥の形の雲
湖を泳ぐように
すーっと浮いている

まつげの上に雪が舞い降り
ほぉっと白い息
ふわふわ雪空のかなたへ
冷たい風に吹かれて凍る
凍った白息は冷たい氷菓
白鳥雲がくちばしでつつく

白い雪の幕が上がり
光りはじめた雪山の頂上
白いチュチュをふるわせ
最後の粉雪を散らして舞う

白鳥雲の羽ばたき




※最近見た映画: ヒューゴの不思議な発明 ・近代パリの空の下、ファンタジーがねじを巻く。素敵な夢の世界でした。                                                    ※今城塚古墳へ行って来ました。はにわの行列!古代の古墳の上!晴れた日は、うきうきピクニックになります。
埴輪の行列.jpg
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